高額のサプリや漢方は本当に効果があるのか冷静に判断する必要があります。
クリニックオリジナルサプリメントなど高価なサプリは輝いて見えるかもしれませんが、高額=有効ではありません。
今回は医学的根拠のあるサプリメントをご紹介しますが、漢方のご相談も可能です(保険診療)。
まず、ビタミンDと葉酸は妊活の基本セットです。
ビタミンDは卵質の改善や子宮内膜の着床能改善に関する報告が多数あります。
葉酸は妊娠の一か月前から内服することで赤ちゃんの神経管閉鎖障害を減らす効果が期待されます。
どちらも市販薬で良いものがありますので、気になる方は外来やLINEでお気軽にお問い合わせください。
続いて、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)です。
低AMHなど卵巣予備能が低下してしまった方に推奨しています。
DHEAは卵胞発育の栄養源であり、発育卵胞数の増加や卵質改善に関する報告が多数あります。
日本では市販されておらず院内で販売しています。
乳癌や肝障害と診断されたことがある方には勧められません。
また、患者さんによって内服量も調整しています。
また、メラトニンは卵子を酸化ストレスから守り質の低下を防ぐ可能性が示唆されています。
その他のサプリ、Lカルニチン・亜鉛・マルチビタミン・レスベラトロール・プラセンタ・アスタキサンチン・ミオイノシトール・コエンザイムQ10・タウリンなどは個別に提案しています。
例えば、Lカルニチンは抗酸化作用やミトコンドリア保護作用があり、胚分割が不良な方や子宮内膜症がある方に勧めています。
その他、アンドロゲン補充療法・成長ホルモン補充療法・ミトコンドリア活性化療法にも対応しており、体質改善にも取り組んでいます。